最近、ツイッタージャパンが日本青年会議所とコラボしたことで顰蹙を買った事件があったが、今回は、これを受けて思い出したことがあったので記事作成である。
皆さんは、日本青年会議所のマスコットキャラクター「宇予くん」はどのようにして作られていたか、覚えているだろうか。
日本青年会議所(JC)のネット工作完全確定、「宇予くん」デザイン発注者は憲法改正推進委員会の委員長でした
https://buzzap.jp/news/20180227-jaycee-net-kaiken-uyokun-lancers/
ネットでの仕事依頼サイト「ランサーズ」という所で、イラストレーターを募集して作ったという経緯である。これが発覚する少し前にも同じようなことが話題になっていた。
クラウドワークス、政治系ブログ記事作成依頼の掲載を中断 「共産党に投票する人は反日」などの記事作成依頼で物議
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1709/22/news128.html
政治系ブログ記事作成案件の掲載中断に関しまして
https://blog.crowdworks.jp/?p=1024
ネットの仕事依頼サイトの大手「クラウドワークス」にて、いわゆる保守系の記事作成を報酬を出して行っていた件が問題視されたものである。
この件から1年以上は経過しているのだが、今は政治系の記事作成の取り締まりはどうなっているのだろうか?
というわけで、クラウドワークスで「政治 動画」を検索ワードに入れてみた。
2020年2月14日現在での募集がまだ終わっていない案件がいくつかあったので、その一部を見てみよう。依頼主などについて大っぴらにさらすと問題になりそうなので、ここは依頼主の名前だけは隠しておくことにする。依頼の詳細についても、かいつまんで話すだけにするので、実際の内容は検索して調べてみてほしい。
仕事内容はというと、「YouTubeで投稿する政治系の動画作成をしてほしい」というものが殆どだ。そして、具体的にどのような内容の動画を作ってほしいかを言わない代わりに、参考動画としてYouTubeのURLを書いてこんな風に作ってほしいと指示しているのだ。URLに書かれた参考動画を見てみると、まあ、こんな感じなのである。
なんというか、かつてのネトウヨ動画通報祭りで消えていった動画たちの同類というか、どんな感じである。かくして、依頼によって動画が作られているケースは多いのである。それにしても、YouTubeで最近よく見る漫画で解説する系の動画も一部は依頼で作られているみたいだ。
まあこんな感じで、過去に政治系動画の作成について問題視されたにもかかわらず、いまだに続いているというわけである。これではいくら通報をしても消えないわけだ。依頼主を詳しく調べることまではできなかったが、そこまでやるのはさすがに無理だろう。BAN祭り全盛期であったら分からないかもだけど。
ちなみに、僕のこのブログは完全に一人で、報酬なしで運営しています。その方がいろいろと気楽ではあるし、収益化も今のところは考えてない、っていうか、そこまで閲覧数は無いしできないだろう。