ハンJ速報というサイトは僕の行きつけのサイトの1つであるが、ここでは政治ネタのほかにも時々アニメ漫画のネタを取り扱うことがある。これを見習って、僕もそういうのを作ってみようと考えたのだ。
今回紹介するのは、「けものフレンズ」についてである。
一時期は、1期アニメの監督であった「たつき」が降板したことはかなりの騒ぎになった。たつき監督を評価しているという人たちの暴れようは、かの「余命三年時事日記」の読者たちにも匹敵するのではと言われ、ハンJ速報でもそれが紹介されたことがある。
降板の理由については諸説あるのだが、何故か「キャラクターデザインなどを担当した吉崎観音氏が、たつき監督の才能に嫉妬したからだ」なんていう、根も葉もない噂がある。しかも、未だにこれを信じている人がけっこういるのだ。
いったい誰がそんなことを言ったのか、調べてみた。
ネットを探してみると、これを最初に告げたニュースサイトを見つけたのだ。
けものフレンズ監督降板騒動「功労者をのけものにする」KADOKAWAの企業体質
http://dailynewsonline.jp/article/1359354/
報道したのは「デイリーニュースオンライン」というサイト、掲載されたのは2017年9月28日だから、降板を告げて3日後の記事である。
そこでの記述の一部を抜き出してみよう。
●「そもそも、たつき監督が外れた理由は、彼が本当に思い詰めてこれ以上作品を自分が手がけることができなくなったと漏らしていた6月ぐらいからずっと燻っていました。我慢をしていたのですよ。それが、8月上旬にある事件をきっかけにすべてが壊れる方向に進んでしまった」と実態を知るメディア関係者は言う。
●そのある事件とは「『けものフレンズ』のキャラクターデザインや原作原案者扱いであった吉崎観音さんが『もうたつき監督には外れてほしい』と会議の席で明言してしまったのです」とはメディア関係者。
●事情に詳しいクリエイターは吉崎氏についてこう語る。
「吉崎さんは優れたクリエイターですし、何かを作り上げる力はとても強いのですが、自分が中心になって制作が進まないと気に入らない部分があり、ヤオヨロズのようにアニメファンにも刺さるような会社が独自のプロモーションを始めるとイライラする部分はあるのではないでしょうか」
●前出の制作関係者も「KADOKAWAの担当者が吉崎さんの嫉妬をコントロールできず、逆に吉崎さんにIP(けものフレンズ)のコントロールをさせようとして肩を持った結果、実力のあるヤオヨロズを外さざるを得なくなったんです」という。
赤文字で強調している部分を見ればわかると思うが、これらの証言をしている人たちは「関係者」や「詳しい人」といった感じで、具体的なことが全く書かれていない。こんな怪しい物を信じるのは、ネット用語でいうところの「情弱」といった感じなのだろうか。
だがしかし、それでもたくさんの人が信じているのである。かの余命三年時事日記も、実態の分からない投稿者の出す不明瞭な情報を多くの人が信じ込んでしまった。どうしてこんなものを信じることができるのか、僕にはわからないのである。というより、これは明らかに吉崎観音氏に対しての名誉棄損でしかないので、デイリーニュースオンラインを訴えるのがベストな選択ではなかっただろうか。そういった強硬姿勢をとらなかったせいで、つけあがる人ができてしまうのである。
ちなみに、この件についてはカドカワの株主総会で実際にカドカワの方に話をした株主のレポートも存在しているようだ。これを見るといろいろ参考になるかもしれない。
スズキオンライン:カドカワ株主総会2019レポ|井上伸一郎・新代表取締役「日本のアニメ会社の成長をサポートしていきたい」
https://michsuzuki.hatenablog.com/entry/2019/06/20/052613
そもそも、肝心のたつき監督はインタビューなどにもほとんど答えず、騒動があった時も彼に直接聞こうとする者はだれ一人としていなかったのは疑問である。それと、彼の最近のアニメ制作事情などを見ても、正直言ってたつき監督はそこまで優れたアニメ監督であるとは到底言えないという感想なのだが。安倍総理も無能なのにたくさんの心棒者がいるのと同じだろうか。
コメント
コメント一覧 (23)
けものフレンズ2は前作に比べて単純につまらなかったのですが、
1作目はたつき監督が吉崎氏のシナリオを手直ししています
細谷プロデューサーの方を問題視している人が多かったと思います
細谷氏は「たつき監督のアイコンを遺影にコラボしたり、たつき監督を
誹謗中傷するアカウント(氷村ふぁねる)」と懇意だったからです
これは少し例え方が危ないと思います
安倍首相は失政だけでなく、言動もまた問題視されているからです
ちなみに私は信じていない。
あと
> 正直言ってたつき監督はそこまで優れたアニメ監督であるとは到底言えないという感想なのだが。安倍総理も無能なのにたくさんの心棒者がいるのと同じだろうか。
この辺は蛇足だと思う。
いちおう「今までどのメディアでもぱっとしなかった『けものフレンズ』というコンテンツをアニメでブレイクさせた監督」だから、優れてはいなくても無能ではないよ?
こじらせて「自分と違う考えだから異常」みたいな考え方になると危険だよ?
2017年12月、ヤオヨロズの福原Pと角川の代表取締役である井上氏との話し合いが決別し、たつき監督が外れることが確定しました。
そこからはもう、たつき監督とけものフレンズというコンテンツになんら関わりはないのです。
吉崎氏嫉妬説は信憑性に欠き、2019年に入るまでは私も
「吉崎氏がどこまで関係しているかわからない以上、信憑性が薄い情報を根拠に責めるべきではない」
「たつき監督とけものフレンズは別のものとなったのだから、それぞれを別のものとして自分は応援する」
としてきました。
実際、2018年はわずかながらも、けもフレのグッズなど買ったりしていたものです。
しかし、2019年にケムリクサとけものフレンズ2が放送され、私は両方視聴しましたが、その評価は
「けものフレンズというコンテンツはもう終わった」
「ケムリクサはたつき監督が生み出した傑作」
です。
両者を応援していた私でしたが、けものフレンズというコンテンツを応援できなくなりました。
それと同時に、メディアから姿を消したまま「総監督」という肩書を掲げる吉崎氏を信用できなくなりました。
「吉崎氏が嫉妬してたつき監督を外した」というのは信憑性に欠けますが
「吉崎氏がけもの2に対して何の発言もしていない」のは事実です。
もし、けもの2が吉崎氏にとって傑作なら、そのように発言することでファンも喜ぶでしょう。
なぜ応援してくれているけものフレンズファンに対して「見てくれてありがとう」の一言すらないのでしょうか?
アニメ1期がヒットしたときのインタビューには嬉々として色々とコメントしていたというのに。
たつき監督は「見てくれるお客さんに感謝」と常々発言しているというのに。
怪文書を長々と投稿するのはやめてさしあげろ
Twitterでコメントを怪文書扱いするような無責任な態度で中途半端に取り上げるべきではないと思います
この事から、たつき監督はネトウヨの親玉だと勘違いしている人が多いみたいなので、ここではっきりさせておくが、
たつき監督作品は、リベラル思想作品である。
代表作である『けものフレンズ』も『ケムリクサ』も、見事なまでのリベラルの理想を描いている。
そんな作品を、ネトウヨが支持するのか?
という疑問が湧くのは当然であるが、別に大した理由は無い。
そもそもネトウヨには、何が保守で何がリベラルかを判断する知能も知識も無いのであり、ネトウヨ連中は、そうとは気付かずにリベラル作品に夢中になってるだけのことなのだ。
いわゆる “けものフレンズ騒動” は、結局のところネトウヨ同士の内ゲバでしかない。
ただ、ネトウヨ程度の知能の連中にも、リベラルの素晴らしさを理解させられるくらい魅力的なアニメを創ったという点では、たつき監督は才能が有る優秀な監督といえるだろう。
しっぽ出まくり
政治と無関係な話なのに、
唐突にネトウヨガーとか阿部ガーとか
言い出す所がありますね。
素人でもビジネス的に誤った選択なのが分かるのに原因について納得できる説明がどこからもなされないから余計な憶測を呼んだとしか
管理人にそういう意図はないのかもしれないけど、当時もセットで取り上げての対立煽りが横行して嫌に感じてた人や対立煽りに否定的な人が多数だったから、セットで取りあげての否定的な意見を書く記事に嫌気が差すし否定的な反応な意見になるのかね
ファンも誰も得しない監督降板の後に内ゲバと不毛な争いが続く嫌な事件(問題)だっただけに