今回は発掘作業ではないが、最近思っていることの感想をただ言うだけのものである。どうしても叫びたいことなのである。

 

未だに収束を見せないCOVID-19の騒動に関して、以下のようなトンデモ論を言い出す人が割といるのである。

「新型ウイルスは地球を汚し続けてきた人類への地球の怒りだ。騒動によって大気汚染は減り、動物が活発化しているじゃないか」というやつ。

呆れた物言いである。まさにカルト教団のそれであるが、割とこういっている人も少なくないのが現状である。

 

まずは、地球における生物の歴史という物をおさらいしてみよう。

そもそも地球には最初から酸素などがあったわけではない、というのは皆さんもご存じであろう。46億年前に誕生した地球の表面にはまだ生物はいなかった。

誕生から10億年後ほどに生まれたのは、「嫌気性生物」という物である。これは、生きる上で酸素を必要としない微生物たちであり、これが地球で最初の生物なのである。

ところが、それからさらに510億年ほどあと、光合成により酸素を発生させる生物が誕生したのである。いわゆる植物という物だ。これにより地球は酸素にあふれた星へとなったわけであるが…嫌気性生物は酸素を苦手としているため、酸素の無い深海といった場所へと追いやられることになったのである。

僕が大学でこの辺のことを習った時には「植物こそが地球で最初の環境破壊を行った生物である」という言い回しで教えてくれたことを覚えているのである。

もちろん、だからといって植物が悪者だなんて言うつもりはない、我々も植物が無ければ生きていけないからである。ただ、まるで植物は地球を代表するような物かといわれたら、上述のようなものであるということがある。

ちなみに自分が通っいてた大学では、授業をしてくれた教師の殆どは教科書で地球温暖化の話題が出るたび「二酸化炭素の排出が温暖化の主要因である説もあれば、実は違うのではないかという説もある」と話していたことも覚えている。これが今現在での科学業界での考え方なのだろうか。

 

それから、人類誕生以前も、地球では生物の絶滅というのは起こっていた…というのは言うまでもないだろう。恐竜は実際は絶滅したわけではなく、鳥へと進化したために大きなのは姿を消したというのは最近はよく知られたことではあるが、古代では何度も大量絶滅が起きていたのは結構知られていることではある。

大昔の海に生息していたアノマロカリスや三葉虫といった、人類誕生以前に存在したが現在では化石のみが確認されているなんてのは言うに及ばず、マンモスとかも、人類と同じ時代にはいたのだが、絶滅の主な要因は狩猟のし過ぎではなく気候変動であるというのが現在の有力な学説なのである。

人類の介入のあるなしに関わらず、生物の絶滅というのは起きるものである。

人類が登場してからは絶滅のペースが速くなっているという論調もあるが、正直疑わしい。というのも、人類誕生前にどのような生物が存在したかは、化石などのわずかな証拠などでした観測することはできず、化石が残らなかった生物に関してはそもそも観測すらされない。人類が科学技術を修得してからは、地球にどのような生物がいるのか、昔よりも観測がしやすくなっているだろう。これが人類誕生後の絶滅が多くなっているように見えるカラクリではないかと自分は考えているのである。

 

そんなわけで、自分は人類こそが地球へ害をなす存在という論調には反対なのである。地球の表面の状態は時代とともにどんどん移り変わっていき、その時その時に応じた対応を生物は求められているのである。「地球のあるべき姿」なんてものは無いのだ

今は今の時代に合った生き方が求められるので、自分ちが暮らしやすいためにも環境保全はしていこうというのが正しいとらえ方のはずである。