今回はブログが始まって初めての、リクエストに応えた記事作成をしてみた。

【「上級国民」という言葉について改めて調べてみる】の記事コメント欄に、「おこい」というハンドルネームの読者さんから送られた以下のコメントだ。

 

こちらのサイトにかなり助かってます 「天皇は制度ではない」「天皇制という言葉は誤り」の言説について調べていただくことは出来ますでしょうか

 

…はて、そんな言説については今回初めて知ったのだが、本当にそんなのがあるのだろうか、と思って調べたら、ありました。

 

古屋哲夫の足跡

http://www.furuyatetuo.com/index.htm

近代化過程と天皇制

http://www.furuyatetuo.com/bunken/b/57_tennousei.html

遡れる中で最も古そうなサイトを調べるとこれであった。「古屋哲夫(1931~2006)」というのは、かつて京都大学にて人文学部教授の立場にいた人らしい。

「近代化過程と天皇制」というのは、1985年に日本評論社という出版社にて、法学セミナー増刊・総合特集シリーズ29で発行された「これからの天皇制」という書籍にて、古屋氏が書いた部分であるらしい。この書籍は論文の種類となっているらしくCiNiiというサイトでも項目があった。サイトはこの内容を紹介したものなっていた。

https://ci.nii.ac.jp/ncid/BN03486301

 

この中に、「天皇制という言葉を使うべきではない」理由はこのように語られていた。

なんでも「天皇制」という言葉を最初に使ったのは「32テーゼ」という物だとか。

32テーゼ」は初めて聞いたが、調べてみると1932年にコミンテルンという組織から発行された「日本における情勢と日本共産党の任務に関するテーゼ」という物の通称らしく、本当は「32年テーゼ」という略称の方が多いらしい。「テーゼ」なんて言葉はエヴァンゲリオンのオープニングの曲名くらいでしか聞いたこと無かったが、「政治運動の方針をまとめた方針書」とかの意味のドイツ語だ。

 

サイトでは、「32テーゼでは、天皇に関する権威のあれこれはブルジョア階級の権力と通じるところがあり、共産主義者にとっては打倒するべきものの1つであるとされている。そこで、天皇に関わる法律や権利などを総合して呼ぶ言葉として「天皇制」という呼び方を作った」…という感じで紹介されている。

つまり、「「天皇制」という言葉は、共産主義者が打倒天皇の目的達成のため、天皇に関するものを総合して呼ぶ目的で作ったものである。だから、この言葉を使うのはよくない」という感じであった。

 

リクエストを受けるのは初めてでありあまり深くは掘れなかったが、おこいさん、こんな感じでよろしかったでしょうか。